摂食障害が及ぼす身体的影響

やせるということは脂肪がなくなり贅肉がとれ、美容と健康に不可欠であると考えから、様々なダイエット方が宣伝されています。しかし摂食障害の拒食症は栄養失調状態であり、もはやダイエットの状態を通り超しています。

摂食障害が及ぼす身体的影響(続き)

栄養失調は内蔵諸器官を萎縮させ、様々な身体的な悪影響をおよぼしてしまいます。

具体的には肝臓・腎臓機能の低下、卵巣や子宮の萎縮、徐脈、低血圧などであり、電解質のバランスも崩れます。

嘔吐を繰り返したり、下剤や利尿剤を多用しているとカリウムが多量に体外に放出されて、体内のカリウムの低下が起こり、低カリウム血症となってしまいます。

カリウムは筋肉の収縮に影響を与え心臓も心筋という筋肉により動いていますから、低カリウム血症になると不整脈が出たり、ひどい場合は心不全となってしまう危険性があります。

また皮膚はカサカサして、頭髪が抜け、歯も悪くなることもあります。食物・水分の摂取量の増加、経口栄養薬の投与など、入院も含めた治療が必要になってきます。

拒食症では無月経が診断基準のひとつとなっており、過食症の場合でも体重が軽いと現れる場合があります。無月経の原因はストレスによる影響と同時に低栄養の影響が最も深いとされています。

無月経続くと卵胞ホルモンが不足して骨がもろくなり、また子宮や卵巣が萎縮してしまいます。

また嘔吐を繰り返すと、吐物の中に胃酸がたくさん混ざり、この胃酸が歯の表面のエナメル質を溶かして歯を弱くし、虫歯の原因となったりもします。


Copyright 摂食障害のすべてがわかる All rights reserved.

privacy