摂食障害の診断基準

摂食障害は精神疾患であり精神科医をはじめ多くの医師が治療に携わっていますが、拒食症の場合の診断基準は1992年1月に当時の厚生省の特定疾患・神経性食欲不振症調査研究班から発表された「神経性食欲不振症の対応のために」の内容が基本的な指針となっています。

摂食障害の診断基準(続き)

また過食症はアメリカの精神医学会が公表している「精神疾患の分類と診断の手引き」の診断基準が広く根拠とされています。

拒食症の診断基準

(1) 標準体重の20%以上のやせ
(2) 食行動の異常(不食、大食、隠れ食いなど)
(3) 体重や体型へのゆがんだ認識(体重増加に対する極端な恐怖など)
(4) 発症年齢:30歳以下
(5)無月経 (女性の場合)
(6) 他にやせの原因と考えられる器質的疾患がない

過食症の診断基準

(1) 多食をくり返す
(2) 体重の増加を防ぐための不適切な代償行為 (自己誘発性嘔吐・下剤などの薬の乱用)
(3) 上記(1)および(2)の行為を少なくとも3か月以上、毎週2回はくり返している
(4) 自己評価が体重や体型の影響を過剰に受けやすい

そしてこれらの過食は拒食症をともなうことも、単独で生じることもあるとなっています。

衝動的に猛烈に食欲が湧きあがり過食し、その後は大量の水分をとったり指を使ったりして嘔吐をしたり、それだけでは安心できず大量の下剤を使用することが、過食症に多く見られる一般的な症状です。

拒食症にも過食症にもはっきりとあてはまらない場合は、特定不能の摂食障害となります。

具体的には、

1.定期的に月経がある以外、拒食症の基準をすべて満たしている
2.体重は正常範囲内ではあるが著しく減少し、神経性無食欲症の基準をすべて満たしている
3. 無茶喰いと嘔吐などの代償行為が週2回未満であるかその持続期間が3ヶ月未満である以外は、過食症の基準をすべて満たしている
4. 大量の食事を噛んで飲み込まず吐き出す

などがあげられます。


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