摂食障害とBMI

摂食障害にかかわらず、わかりやすくやせと肥満の度合いを判断する基準として、現在はBMI(Body Mass Index)が用いられています。また摂食障害の拒食症と過食症を区別する指標は、まずは正常最低限体重を維持しているかどうかが判断材料となりますが、その際にもBMIは用いられます。

摂食障害とBMI(続き)

BMIとは身長と体重の関係をみる、国際的な尺度の主流とになっている計算式であり、以下の数式に代入して数値を求めます。

BMI値 = 体重(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m)

BMI値

18.5未満・・・・・ やせ 18.5〜25未満・・・ 普通 25〜30未満・・・・ 肥満1度 30以上・・・・・・ 肥満2度

例えば、身長160cm・体重50kgの場合は 160cm=1.6m50kg÷(1.6m×1.6m)≒19.5となります。

BMIは22前後が最も病気になりにくいとされており、厚生労働省は1994 年に、標準を男性 22、女性 21 とし、肥満をそれぞれ 26 以上、25 以上と定めて公表しています。

また日本肥満学会によりますと、BMIが22の場合が標準体重であり、BMIが25以上の場合を肥満、BMIが18.5未満である場合を低体重としています。

BMIの計算式は世界共通ですが、肥満の判定基準については国により異なり、アメリカでは25以上が標準以上であり、30以上を肥満としています。

近年日本ではすべての人を対象にこの指数をあてはめて健康への指針とする傾向がありますが、一方肥満は多様な病態であり、身長と体重の関係のみに抽象して算出されるこの指数には自ずから限界があるという指摘もなされています。

激やせの摂食障害患者ではしばしばBMIは13以下にもなり、もはやこの数値は死に直結する身体的状況であり、この状況では摂食障害の治療よりもまず身体的治療が優先されます。


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